製パン・製菓学校の選び方

歴史が長い知名度が全国区の製パン・製菓学校

製パン学校、製菓学校にはいわゆる開校から長い歴史を持つ、伝統校や名門校がいくつか見られます。例えば、日本でトップクラスのブーランジェやパティシエになりたいという方から人気を集めているのが、本場のフランスパリで学ぶことができる専門学校です。このような専門学校は少数派ですが、豊富な知識と高い技術を持った指導を受けることができます。

じっくりとと学べる地域に根差した製パン・製菓学校

一方、外国で学ぶよりも日本でしっかりと技術を身に付け、国内でお店を開きたいという方は、選択肢が増えます。地域で評判の良い専門学校を選択すると、製パン・製菓業界で活躍できる知識と技術を身につけることができるでしょう。

学生のニーズに合わせて様々な学科を設置

製パンや製菓の学校には、両方を学ぶことができる学科が設置されているケースがあります。この他にも、最近人気を集めているカフェ経営を目指す学科や、和菓子製作に力を入れる学科など、多様化が進んでいます。加えて、将来は自分のお店を持ちたいという方を対象として、経営が学べる学科も準備されています。将来の進路に合った学科が設置されている学校を選択することがポイントになるでしょう。

入学希望者は、年齢性が様々

製パンや製菓の専門学校の入学生の特徴は、年齢層がさまざまです。高校新卒の方、大学を卒業、あるいは中退してからの進路変更者、社会人や主婦の経験から業界への転職を考えている方などバラエティーに富んでいます。専門学校によっては、社会人を対象とする入試を実施する学校や、短期間で製パン・製菓の技術を習得できる社会人向けの学科を設置する学校も少なくありません。二年制以上の学科では高校新卒の方の割合が高くなりますが、一年制などでは社会人などの方の割合が高まる傾向があります。

卒業後は、パン屋やお菓子屋に就職

製パン学校や製菓学校の卒業生は、その大半がパン屋やお菓子屋、カフェなどの飲食店、ホテルなどで働くことになります。学校の多くは、地域の店舗などと連携していることが多く、業界での就職が実現しやすくなっています。ホームページなどでは、卒業生が就職した実績のある店舗が紹介されているケースがあります。地元で評判の店舗や憧れの店舗が掲載されているかどうかをチェックしてみると良いでしょう。もし、掲載されていれば、有力な志望動機になるでしょう。また、中には卒業後すぐに店舗を開業するという方もいらっしゃいます。

学びたいことと学べることが一致するかどうかを確認しよう

製パン学校や製菓学校を選ぶためのポイントは、自分が学びたいことと学校で学べることが一致しているかどうかです。共通点が多いようでしたら、それは選ぶべき学校ということになります。少なければ他の学校を選択すべきです。これをじっくり見極めることは、そのまま入学動機にもつながります。学校見学などに積極的に参加すると良いでしょう。